アラサー看護師”バセドウ病”になる

私は東京近郊に住んでいます。 看護師をしていましたが、バセドウ病発症後に退職しました。 バセドウ病発症後、同じ病気で戦っている方のブログで調べることが多く、 働き盛りで病気になるってどういうこと?私のこの症状ってなに? 結婚早々の病気をどう乗り越える?という私の疑問を、みなさんと 共有できたらな…と思い、ブログに綴ってみます。

続く不調との闘い Part5

第三戦目でようやく「自分の体調を整える」を実践し始めました。

 

前回の記事でもチラッと載せましたが、起床時と寝る前にストレッチをすることから始めました。

私は昔から体がかなり硬いです。小学生の頃からケガすることが多く、2ヶ月ギプス固定をするということが何度かあったので、筋肉にも柔軟性にも左右差があります。ストレッチをしても最初の頃は効果が実感できないのですが、1ヶ月くらいするとストレッチをすると体がリラックスできるようになりました。

また、もともと太ももは太いほうですが、ふくらはぎの浮腫みがひどく、病前まで履けていたパンプスで靴擦れをするようになりました。足首とふくらはぎの境目がなくなってきたのと、寝ているときにふくらはぎの冷えや足がつった感じでよく目が覚めてしまっていたということもありました。

そこで、就寝前にはふくらはぎを中心に足全体のマッサージもするようにしました。市販のボディクリームやホホバオイルなどでマッサージしていたのですが、スネの乾燥がひどくウロコになってしまったり、スネと服がこすれて擦り傷になることも多くなっていたので、今は尿素配合のクリームで保湿とマッサージをしています。3,4ヶ月続けてきたので、足首とふくらはぎの境目は少しはわかるようになったのと、パンプスでの靴擦れがほとんどなくなりました。

 

そして慢性上咽頭炎の治療に関する書籍とともに「マンガでわかる 自律神経を整える 習慣・運動・メンタル」という本も読みました。

 

 

そこでわかったことは、自律神経の乱れを正すためには睡眠と腸内環境が重要であるということでした。

 

睡眠に関しては寝る2時間前くらいから部屋の照明を暗くするようにしたり、スマホの照明をナイトモードにして、22時以降のメッセージなどは通知されないように工夫しました。ただ、夕飯の時間が遅かったり、お風呂の時間が遅くてなかなか体温が下がらないとどんなに薬を飲んでも眠れなかったので、本を参考にできる限り(付き合いのときは許容していますが)20時までに夕食をとるようにして、寝る1時間前には入浴を済ませるようにしました。

今は季節柄、夜も暑いのでクーラーをつけっぱなしにするのですが、そうすると寒くて目が覚めたり、途中でクーラーを切ると暑くて目が覚めたり、夫も同様の状態になってそれに影響されて目が覚めたり、と「質の良い睡眠」にはまだたどり着けていません。

 

自律神経の中の「副交感神経」は特に腸内環境に影響を与えます。私は下痢と便秘を繰り返すので、整腸剤はなくてはならない生活です。

中途覚醒や悪夢で目が覚めてしまうときは、7,8時から寝始めて起きるのが10時、11時ということもあり、必然的に1日2食になります。

ただ、1日3食ちゃんと炭水化物をとった日は割と便通は良くなります。以前は毎朝、ヨーグルトか牛乳(苦手なのでコーヒーと一緒に)を飲むようにしていましたが、あまり乳製品との相性が良くないのか下痢をすることが多かったので、回数を減らしました。今は、朝起きて常温の水を飲むことと、1日3食炭水化物を摂ることと、温かい飲み物を飲むことは意識するようにしています。(私は病気になるまで冷たくない水は生ぬるい匂いがして飲めませんでした。)

食物繊維の多い食事や発酵食品を取り入れた食事も腸内環境を整えるには効果があるのですが、そこを意識すると自炊するときに意識しすぎて自炊することが疲れてしまうので、頭の片隅に入れる程度にしています。

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映えなんて意識していない、気を抜いた食事たち

親戚の集まりや外出があったり、生理前になるとどうしても便通は乱れますが、腸内環境を意識するようにしてから便秘や下痢で悩むことが減りました。ただ今も整腸剤は1日2回飲んでいるし、週に2回くらいは下痢しますが、以前より回数は減り腹痛もあまりありません。

 

あと初歩的なところですが、日中はあまりゴロゴロしないようにしたり、姿勢を正すように意識したりもしています。最近は少し暑さが落ち着いてきたので、夜ウォーキングをしたりして、少しずつ小さなできることから体調を整える工夫をしています。

 

次、いよいよ「慢性上咽頭炎の治療:EAT」です。

続く不調との闘い Part4

第二戦目は「自分にとって調子のいい状態を知る」ということです。

 

どういう生活習慣なら、調子がいいと思えるのか分析するようにしました。

 

その前に、運動習慣ってほど大それたものではないですが、起床時と就寝前にストレッチをするようにして、リラックスできるようにしていました。また、身体を温めるようにしたり、常温の水をなるべく飲むようにしたり、寝る前にリラックスできる音楽を聴いたりもしました。それでも、不眠の改善はできませんでした。

 

結論としては、夕飯の時間が睡眠の質に影響すること、睡眠の質が良いと日中も活動的になれること、正確に診断はされていないですがおそらくPMS(月経前症候群)なので、生理1週間前くらいは努力しても調子は良くないこと、などがわかりました。

私は生理痛もひどいので、トータル2週間くらいは「調子がいい日」はないものだと思うようになりました。プラスで天気が悪い日も、身体がどんより重くなるので、1か月の内調子がいい日は10日くらいだとわかりました。

 

私は少し体的に落ち着いてきた5月中旬ころから「夢ノート」というものを書くようにしました。それとは別に毎日日記を書くようにもしていました。

ただ、全部が1冊にまとまっていたほうがいいと思い、8月からは無印良品の8月スタートのスケジュール帳にまとめ始めました。

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これは一例ですが、起床時間と就寝時間とその日の睡眠の質が自分なりにどうだったのか、その日の体調はどうだったのかということを書いています。

中途覚醒や悪夢で眠れなくなってしまった日は睡眠は×、中途覚醒や悪夢があった日は△、中途覚醒や悪夢があってもまずまず眠れた日は〇といった具合です。

体調に関しては、ある程度やるべき家事がこなせたり、だるさが少なければ〇で、体調が良い日は◎にしています。

あくまでも主観でどうだったかを評価します。

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1週間1ページで構成されているので、左半分に日記を書き、右半分はそのとき気になったことを調べて書くようにしています。

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あと、この「夢ノート」というのは、もう10年くらい前に使っていた「ハッピーメイクダイアリー」というものを参考にしています。

 

 

ハッピーメイクダイアリーは、「自分の夢」や近未来年表や夢を実現するためにどんなことをしたらよいのか、どんな自分になりたいか、とか細かく記入し、年間であったり、月ごとに目標と評価を記入します。

それにプラスして、私は自分の好きなものや好きな詩を書いたり、その手帳を見ると「少し前を向ける」ようなことを書くようにしています。

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この日記を通して「自分自身」と向き合うことで、「症状に苦しむ自分」の他に「夢を持っている自分」「少しずつ体調が戻ってきた自分」を知ることができました。

 

欲を言えばもっと調子がいい日を増やしたいですが、仕事をしていた時も毎日調子がよかったわけではないし、調子が良くても嫌なことがあればそこに影響される日もあったので、ある程度は現状で満足できるようになりました。

食事を変えるとか、運動習慣を身につけるとか、もっと努力すべきところはありますが、とりあえず「背伸びしない」でラフにいられることのほうがよっぽど調子がいいので、これで良しとしています。

 

ちなみに、もっと体が辛かったときはこういう日記を書くような心の余裕はありませんでした。体が少しラクになったタイミングで私は動けるようになったので、抗うつ薬眠剤の効果は多少あるのだと思います。

続く不調との闘い Part3

ブログを通して自分の闘病生活を振り返ると、自分自身がどう病気と向き合うかはもちろん大切なことだけれど、どれだけ周囲に理解を得られるか「前を向いて闘病していく」上ですごくすごーく大切だと痛感します。

 

「不調との闘い」の第一戦目は、「夫に理解してもらう」ことでした。

 

夫はコロナ禍の影響で、仕事が平日に休みになる日も多かったので、受診に付き添うこともありました。

バセドウ病の受診なら、今回の採血結果や今後の方針など具体的に「結果」がわかります。夫から「受診どうだった?」と聞かれれば、「検査結果は問題なかったよ、薬は今のままの量だよ」とか「薬止めることになったよ」とか言えます。

でも、精神科では先生との5分程度のお話と薬の処方がメインなので、夫から「どうだった?」と聞かれても「変わらないよ」と答えるしかありません。夫も「精神科って何もしないの?それで大丈夫?」と思っていたようです。

私は近い将来に妊娠希望があり、できれば薬物に頼りたくないことを医師に伝えていました。漢方は苦手で内服したくなかったけれど、不眠に関してできることは薬を増やすことくらいでした。

夫に、精神科では私の疾患が薬物療法以外の対応が必要な疾患ではないこと、自律神経の乱れは自分で行動を起こさなければ良くならないと思ったこと、たまたま今回慢性上咽頭炎という病気もわかったことで、治療にわずかな光が見えたことを何度も話しました。

 そして、自分で行動を起こすためには夫の協力が必要なことを話しました。

 

私の住んでいるアパートは1LDKの間取りです。夫がどんなに気を使って行動をしていても、夫が朝起きてから会社へ行くまでの時間どう過ごしているのか、私がベッドの中にいて寝ていても、睡眠は浅くなっているのでわかります。

そのことを伝えました。

実際に起きた時間よりも前に、夫の影響も受けているから実質の睡眠時間は思っているより取れていないということ、就寝時も夫が隣でスマホをいじっていれば私は眠れなくなることなど、「夫の生活習慣が私に影響してきている」ということです。

不眠は私にとって、不調の主たる症状でした。体力は少しずつ戻ってきても、中途覚醒や悪夢はずっと残っていました。

もし夫が自分の生活習慣を変えたくないなら、寝る場所を分けたり、私は私のタイミングで生活できるようにしていきたいんだと伝えました。夫自身も、日頃の生活習慣がダラダラとしていて、早く寝た日は翌日の体調がちょっと良いことを実感していたようなので、お風呂に入る時間やベッドに入る時間など細かく指定したところ協力してくれるようになりました。

 

また、慢性上咽頭炎の治療についても、自由診療ではないけれどお金がかかってしまうこと、そこで完璧な効果が出るかどうかはやってみないとわからないけど、やってみたいことを伝え、許可をもらいました。

 

私は夫がいたからこそ仕事を辞めることができて、夫も私の病気と闘っているので、迷惑をかけているのだと思います。最初のころ、夫は傍にいるのに私のことを何も理解してくれていないんだと思い、悲しくなりました。でも私も、結婚相手が急に病気になって仕事を辞めなければいけなくなった夫の重圧は理解しきれていないのです。

夫婦として共に人生を歩んでいくには、「私のことを理解してもらう」努力は私自身がしなければいけないし、夫も私に対して言葉にして伝えなければ私も理解できないので、話し合うことが重要だと思います。

 

次からようやく症状と向き合う作業に入ります。

続く不調との闘い Part2

病気になった人が1番に思うのはきっと、

「病気になる前の健康な自分に戻りたい」

ということなんじゃないかなと思います。

 

「慢性上咽頭炎」という病気を知ったとき、

「私は精神科に通い続けても薬に頼る生活が続くだけで、本当の体調回復は精神科ではできないんじゃないか」と思うようになりました。

慢性上咽頭炎は耳鼻科の領域ですが、「上咽頭という鼻から最初に通る喉の入り口のところは免疫系の最初の要塞で、細菌やウイルス、ホコリなどが入ってくるとすぐに外に出そうとしたり、細菌やウイルスと闘う場所です。

免疫が弱いと体調を崩しやすくなるし、逆に強すぎると人は自分の身体を攻撃してしまうので、免疫というのは「いい塩梅」が大事なところです。

特に、上咽頭には副交感神経(正確には迷走神経)の分布が多いので、上咽頭に炎症が起きていると自律神経の調節に大きな影響が出てくる、そうです。

 

前回の記事で、自分が思っていたより多く「自律神経障害」の症状が出ていることをお話しましたが、「自律神経障害≒精神疾患」は脳神経系、循環器系、内分泌系など諸々の検査(全部合わせると3割負担でも結構高額)で異常がなかった時に診断されるもので、自分の苦しんでいる症状を「治す」というより「抑える」薬でなんとかしている、というのが私の印象です。

そして、色々な症状が出ていて検査をしても

「異常ないですよ」

「気にしすぎじゃないですか?」

「自律神経のほうなので精神科の先生に相談してください」

「ストレスが良くないです、運動してください」

と言われるだけで、医者が万能だとは思っていませんが「異常ないって言われるし、この先生も治してくれなかった…」と落ち込むことが多かったです。

 

「健康な自分=諸症状のない状態」だと私は思っているので、

6月に慢性上咽頭炎と診断されて、ようやく「薬に頼らないで体調を整えるようにしていこう」と、気持ちのシフトができました。

 

そもそも自律神経は、運動神経と違い自分の意思でコントロールできるものではありません。例えば、熱いものを触ったときに咄嗟に手を引っ込めるけれど、腸や心臓の動きを意図的に止めることはできないということです。

自律神経は大きく分けて2種類あって、「交感神経:脳の活動モード(必要なところに集中的に血流がいくようにしています)」と「副交感神経:脳や体を鎮めるモード(その間に腸が動いたり全身に血液を巡らせます)」です。

ざっくりですが、日中は交感神経が優位になって、夕方から夜にかけて副交感神経が優位になることで、人は日中活動をして、夜眠ることができます。

 

私はバセドウ病を発症する前、交感神経がずっと優位で夜も眠れないことが多かったです。発症後、自宅療養をしているときは逆に副交感神経がずっと優位で日中でも寝ている(完全に熟睡できているわけではないですが)ことが多く、無気力で動けないことが長く続きました。

私の場合は特に、夜勤のある仕事で生活が不規則だったこと、結婚して環境が急激に変わったこと、忙しさから「休息」をとる時間が取れなかったこと、急な病休でずっと横になっている生活が始まったこと、など生活習慣の乱れが激しく(と言ってもあの環境で生活習慣を整えるなんてムリだったのですが…)、自律神経の調節もうまくいかなくなっていたんだと思います。

 

一言で「自律神経を整える」と言っても、生活リズムを整えたり、運動習慣をつけたりすることは容易じゃありません。しかも、一人暮らしではないので狭いアパートで自分だけ生活習慣を整えようとしても、相手に影響されてしまいます。

まずは夫の理解を得るところからスタートしました。

 

次回、絶賛実践中の「自律神経を整える、慢性上咽頭炎の治療」について記載していこうと思います。

続く不調との闘い Part1

3月の退職前、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、耳が聞こえにくいということがあり、耳鼻科受診をしました。そこでは、「アレルギー性鼻炎」の診断で、アレグラと点鼻薬の処方がされました。

 

3ヶ月経っても症状は続き、時期的にコロナ流行と重なっていたので受診は躊躇し、市販のアレグラ内服を続けていました。

6月に入り、喉に痰がからむような症状と膿のような口臭がひどくなったので(喉に痰が絡むような感じはもう1年以上ありました)、近所の耳鼻科を受診しました。

そこではアレルギー性鼻炎の所見はなく、慢性上咽頭炎という診断でした。

抗生剤と扁桃腺に効く漢方を処方され、1週間後の再診で慢性上咽頭炎は治っていると言われました。

しかし、私自身症状は何一つ改善していません。アレルギー検査をしても異常はなく、寒暖差アレルギーだろうとのことで、やることは対症療法しかありませんと言われました。

 

とりあえず私にも医療の知識は少なからずあります。 

そもそも「上咽頭炎=カゼ」ですぐに治るはずのものなのに、慢性上咽頭炎とは聞き慣れない病名でした。そして、カゼはウイルス感染によるものが多く、抗生剤で治るとは考えにくいんじゃないか?と疑問にも思っていました。私の場合、昨年10月に溶連菌感染症(溶連菌による咽頭炎で10日間程度の抗生剤治療を要するもの)を起こしているので、もしかしたらそこで菌がくすぶっていたんじゃないかとの判断で抗生剤を処方されていたのですが。

 

インターネットで「慢性上咽頭炎」と調べると、「体の不調(不定愁訴)の原因は慢性上咽頭炎かもしれません」という記事を見つけました。そして、EAT:上咽頭擦過療法(Bスポット療法)という治療があるということを知りました。

関連書籍が出ていたので、「自律神経を整えたいなら上咽頭を鍛えなさい」という本を購入しました。

 

 

 

書籍の中で、自律神経失調症慢性疲労症候群片頭痛と診断された方の多くが慢性上咽頭炎を併発していることが多いと書いてあり、私の症状と結びつくものが数多くありました。

具体的には

頭痛、肩こり、首こり

後鼻漏(喉に鼻水が流れている感じ)

喉の違和感、耳詰まり(聞こえにくさ)

めまい、起立性調節障害(起立性低血圧、運動後の動悸が治まらないなど)

過敏性腸症候群(よく下痢をする)

機能性ディスペプシア(胃もたれ

不眠症、うつ、無気力

認知機能障害(記憶力は低下したように感じました)

羞明(強い光を受けたときに不快感や目の痛みが生じること)

不随意運動(よく手が震えます)

むずむず脚症候群(寝るときに脚が異様にかゆくなります、それが原因で目が覚めてしまうこともあります)

でした。

自己免疫系の疾患(IgA腎症や関節リウマチなど)の患者さんでも慢性上咽頭炎を併発していることが多いとも書かれていました。

 

これらの症状は「おかしいな」とは思いつつも、もはや私の生活の「日常」になりつつあったので、実際に症状を見てこんなに当てはまるとは思いませんでした。

特に羞明という症状は、去年強く出ていました。テレビの光、リビングの照明、昼間の日差し、ショッピングモールの光でかなり眩しさを感じやすく、眩しくて目が開けられない、光刺激で頭痛がする、ということもありました。

 

・・・つづく

主婦という労働

私は現在、主婦をしています。

自分の療養が第一にあるため、「専業主婦」というにはおこがましい状況です。

 

看護師を辞めて「主婦になる」と決断したのは、私と夫で話し合い、やむを得ない選択でもありました。

だからこそそう思ってしまうのか、

私は「主婦は楽な労働」と言われることが嫌です。

 

「主婦ほど報われない仕事はない」と、

闘病しながら主婦をやっていて何度も痛感しました😭

 

 先日のこと…

私の体調は天候やホルモンバランスの変化、ストレスにかなり左右されるので、

「調子がいい」という日は最近ようやく月に10日くらいになってきたかな、

という状況です。

 

その日は目覚めが悪いこともなく、朝食を摂ったあとからかなり動けました。

洗濯や食事の準備や片付けは毎日やるのですが、トイレ掃除に玄関掃除、ベランダ掃除、キッチンマットの取り替え、古い電波時計をマスキングテープでリメイク・・・と色々やりました。単体で見ると当たり前のことなんだろう…とは思いますが、一つひとつを細かく見ると

 

洗濯🧺・・・普段着の洗濯ものをネットに入れてから洗濯機へ投入し、洗剤(洗剤、柔軟剤、漂白剤)を入れて、洗濯機を回す。(その間に朝のストレッチや朝食)洗濯機から洗濯ものを出し、バランスを考えながら洗濯物を干し、空の状況を見ながら洗濯物を取り込み、洗濯ハンガーから外し、洗濯物をたたんで、それぞれの場所へしまう

 

食事の準備🍚・・・献立を考えつつ、家計の状況を鑑みて、家のストックを把握しながら買い物🛒をする(これって結構面倒です)、毎日その日の天候や夫の仕事の忙しさを鑑みて献立を考える(この苦労って相手には伝わらないから、本当に苦)、朝はパンとヨーグルト、昼は適当にあるもの(夫は会社でお弁当をとっています)とルーティンでこなし、夫の帰宅時間を逆算して料理をする。夕食後の後片付けは排水溝のゴミ捨て、シンクの拭き上げまで夫の仕事なので、大物はできるだけ私が料理しながら片づける。

 

トイレ掃除🚽・・・トイレマットを洗濯する、トイレの床掃除、床を拭く、便器をゴシゴシして、拭き上げて、トイレスタンプをする、新しい(洗い替えの)トイレマットを敷く  そのほか、トイレットペーパーや掃除用具の補充

 

玄関掃除🧹・・・靴を片づける、床を掃く、床をブラシでこする、床を拭く、玄関扉を拭く

 

ベランダ掃除🧹・・・(我が家は家の前が畑なので、土埃がすごいです)暑くない時間を見計らって、ベランダを掃き、ブラシでこする…お隣の排水溝がいつも詰まっているので、使わなくなった歯ブラシでかき出して排水させる、家庭菜園で育てている野菜の世話(ナスはアブラムシにやられ、トマトは小さな小さな皮が硬くて酸っぱいトマトが何個かできたくらい、一度枯れかけた大葉とバジルは元気!、小松菜は成長が止まり、もう一つの大葉はもはや枯れているのではないか…)

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キッチンマットの取り替え・・・キッチンマットを外して洗濯する、キッチンの掃除機がけ、油汚れがひどいので床をセスキシートで拭く、ついでに油が飛び散ったキッチンの扉や冷蔵庫、ゴミ箱も拭く、新しいキッチンマットを敷く

 

古い電波時計のリメイク🕰・・・もう15年くらい使っていて、スタンドの土台は1つ壊れたけど時計自体はなかなか壊れず、部屋の雰囲気を貧乏臭くするのでレンガ調のマスキングテープを貼る。レンガのつなぎ目を意識しながら貼る(夫はそういうところが几帳面で、ズレていると勝手にやり直されている←私はムカっ💢とするので、なるべく夫にやり直されないように努力している)

 

・・・と、家事一つとってもやることは膨大で、1人暮らしなら気にしないところも家族がいるとそういうわけにもいかないし、相手にとっても過ごしやすい空間を作りたいと思ってしまうので、家事に対する「思い」も乗ってきます。そして、主婦という労働は休みがありません。やらなければその分家事が溜まるだけです。

 

その日、夫が疲れて帰ってきて気づいたのは、時計のリメイクとキッチンマットの取り替えだけ。玄関は割と見た目にも変わったと私は思ったので、「玄関に入って何か気づかなかった?」と聞くと「気づかなかった」と。

見ても何も気づかない…

「タイル掃除したんだよ?」というと、「ホコリがなくなっているのはわかった。でもさ、疲れて帰ってきて、早く〇〇(私)に会いたいな、おなかもすいたな、ベタベタしているのを早く洗いたいなと思ったら、玄関は見ないよね?家事をしてくれることが当たり前だと思っていないし、いつも居心地よくしてくれて感謝しているよ。それを『何か気づかなかった?』って聞かれたら、答えられない自分が悪いみたいじゃん」と言われる始末…

 

私の場合、夫は私の家事労働を「仕事」として捉えてくれているし、その分アイスを買ってきてくれたり、私の望むものをくれたりするので、感謝されていることはわかっています。

 

でも、私がやった「小さな家事の積み重ね」に努力や思いがあることは100%は伝わらないし、「主婦って孤独との戦いなんだね。やらなくても気にならないところを、あえてやるのは報われないなって思うわー」なんて夫に話しました。

すると、夫は(製造業をしています)「俺もおんなじだよ、ちょっとくらい雑でも売る値段は変わらないけど、いかに綺麗にみえるか、使う人に危険がないかを考えて日々働いているんだよ。ようやく俺の気持ちがわかったね」と言われました。

ちょっとムカっ💢💢💢(いや、ちょっとじゃなかった)としたけれど、確かにどんな仕事も報われない孤独との戦いなのかもしれない(実際に看護師をやっていたときにも報われない思いは何度もしたことがあります)、それが一番対価として表れないのが主婦なんだと気づかせてもらいました。

私は、そこそこに働いていたから余計に思うのでしょうが、感謝は「言葉」と「態度」で伝えてほしい!です。

 

最近、家事に関するいろいろな本が出ていますが、ぜひ仕事をして家族を支えていると思っている方に、主婦という労働を知ってほしいな…と思い、投稿します。

私は図々しく感謝を形で求めるので夫に要求しまくりですが、きっとそんなことも言わずに(言えずに)健気に主婦されている方もいるんでしょうね。

世の中の「主婦を含めた仕事」をしている方みんなに…

おつかれさまです😌🏅💓

折り合いをつけながらの主婦の1日

理想を言えば、

もう少し早寝早起きができるようにして運動できるようにしたいのですが、

最近ようやく1日の過ごし方が落ち着いてきたので、私の1日の過ごし方を紹介したいと思います。

 

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この表の紫の睡眠時間のところは、

寝つきが悪い日があったり、

途中トイレに起きてそのまま2,3時間眠れない日があったり、

夜中に何度も目が覚めてしまう日があったり、

夫が起床する時間や夫が仕事に行く準備をしている間に目が覚めては寝るという時間もあったり

するので、9時間の睡眠時間で実際にちゃんと眠れている時間は6時間ほどだと思います。

病前も6,7時間の睡眠時間だったので、実際には変わらないです。

また、家事動作や食事をとることに長い時間を要するので、4時間ほどの家事時間でできることは最低限の家事くらいです。

(我が家では、夕食の後片付けからシンクの掃除、ゴミ出しの準備は夫の役割なので、私はほとんど手を出しません)

 

 

本当はもっと動きたいし、家事もしっかりこなしつつ自分時間を教養の時間に

したいし、もっと目覚め良く起きたいし、中途覚醒せずにぐっすり眠りたいけれど…

眠剤も飲んでいて、比較的自由に1日を過ごせているし、食事も摂れるし、頭痛もほとんど起きなくなったし、自分の現状と理想にうまく折り合いをつけながら生活しています。

 

これでも、休職中よりぐーんと生活の質は上がりました。

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この表をみてわかるようにメリハリのない生活で、ほとんどをリビングの定位置とベッドの往復で過ごしていました。

それでも、洗濯と夕食準備だけは頑張れていたので、辛かったなりに頑張っていた生活でした。

 

生活のリズムが整うと少しは体の調子が良くなります。

生活リズムを整えるためには、よく

「朝早く起きることを続けると習慣づく」

と聞きますが、私は元々朝が弱いので、朝早く起きると1日中だるくなってしまいました。

そこで、寝る時間を早めて起きる時間を調節するようにしました。

 

 

そして生活リズムを整えるためには、私の場合はパートナーの協力が必須でした。

相手の行動に影響を受けてしまうので、パートナーにもこの時間にはお風呂に入って、この時間には部屋を暗くしたいということを伝えて、できる限り同じ時間に寝てもらうようにしました。

 

 

 

前職では夜勤もあったし、呼び出しもたまーにあったし、

生活リズム???って感じでしたが、私の体はそこに

耐えられる強さを持っていませんでした。