アラサー看護師”バセドウ病”になる

私は東京近郊に住んでいます。 看護師をしていましたが、バセドウ病発症後に退職しました。 バセドウ病発症後、同じ病気で戦っている方のブログで調べることが多く、 働き盛りで病気になるってどういうこと?私のこの症状ってなに? 結婚早々の病気をどう乗り越える?という私の疑問を、みなさんと 共有できたらな…と思い、ブログに綴ってみます。

主婦という労働

私は現在、主婦をしています。

自分の療養が第一にあるため、「専業主婦」というにはおこがましい状況です。

 

看護師を辞めて「主婦になる」と決断したのは、私と夫で話し合い、やむを得ない選択でもありました。

だからこそそう思ってしまうのか、

私は「主婦は楽な労働」と言われることが嫌です。

 

「主婦ほど報われない仕事はない」と、

闘病しながら主婦をやっていて何度も痛感しました😭

 

 先日のこと…

私の体調は天候やホルモンバランスの変化、ストレスにかなり左右されるので、

「調子がいい」という日は最近ようやく月に10日くらいになってきたかな、

という状況です。

 

その日は目覚めが悪いこともなく、朝食を摂ったあとからかなり動けました。

洗濯や食事の準備や片付けは毎日やるのですが、トイレ掃除に玄関掃除、ベランダ掃除、キッチンマットの取り替え、古い電波時計をマスキングテープでリメイク・・・と色々やりました。単体で見ると当たり前のことなんだろう…とは思いますが、一つひとつを細かく見ると

 

洗濯🧺・・・普段着の洗濯ものをネットに入れてから洗濯機へ投入し、洗剤(洗剤、柔軟剤、漂白剤)を入れて、洗濯機を回す。(その間に朝のストレッチや朝食)洗濯機から洗濯ものを出し、バランスを考えながら洗濯物を干し、空の状況を見ながら洗濯物を取り込み、洗濯ハンガーから外し、洗濯物をたたんで、それぞれの場所へしまう

 

食事の準備🍚・・・献立を考えつつ、家計の状況を鑑みて、家のストックを把握しながら買い物🛒をする(これって結構面倒です)、毎日その日の天候や夫の仕事の忙しさを鑑みて献立を考える(この苦労って相手には伝わらないから、本当に苦)、朝はパンとヨーグルト、昼は適当にあるもの(夫は会社でお弁当をとっています)とルーティンでこなし、夫の帰宅時間を逆算して料理をする。夕食後の後片付けは排水溝のゴミ捨て、シンクの拭き上げまで夫の仕事なので、大物はできるだけ私が料理しながら片づける。

 

トイレ掃除🚽・・・トイレマットを洗濯する、トイレの床掃除、床を拭く、便器をゴシゴシして、拭き上げて、トイレスタンプをする、新しい(洗い替えの)トイレマットを敷く  そのほか、トイレットペーパーや掃除用具の補充

 

玄関掃除🧹・・・靴を片づける、床を掃く、床をブラシでこする、床を拭く、玄関扉を拭く

 

ベランダ掃除🧹・・・(我が家は家の前が畑なので、土埃がすごいです)暑くない時間を見計らって、ベランダを掃き、ブラシでこする…お隣の排水溝がいつも詰まっているので、使わなくなった歯ブラシでかき出して排水させる、家庭菜園で育てている野菜の世話(ナスはアブラムシにやられ、トマトは小さな小さな皮が硬くて酸っぱいトマトが何個かできたくらい、一度枯れかけた大葉とバジルは元気!、小松菜は成長が止まり、もう一つの大葉はもはや枯れているのではないか…)

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キッチンマットの取り替え・・・キッチンマットを外して洗濯する、キッチンの掃除機がけ、油汚れがひどいので床をセスキシートで拭く、ついでに油が飛び散ったキッチンの扉や冷蔵庫、ゴミ箱も拭く、新しいキッチンマットを敷く

 

古い電波時計のリメイク🕰・・・もう15年くらい使っていて、スタンドの土台は1つ壊れたけど時計自体はなかなか壊れず、部屋の雰囲気を貧乏臭くするのでレンガ調のマスキングテープを貼る。レンガのつなぎ目を意識しながら貼る(夫はそういうところが几帳面で、ズレていると勝手にやり直されている←私はムカっ💢とするので、なるべく夫にやり直されないように努力している)

 

・・・と、家事一つとってもやることは膨大で、1人暮らしなら気にしないところも家族がいるとそういうわけにもいかないし、相手にとっても過ごしやすい空間を作りたいと思ってしまうので、家事に対する「思い」も乗ってきます。そして、主婦という労働は休みがありません。やらなければその分家事が溜まるだけです。

 

その日、夫が疲れて帰ってきて気づいたのは、時計のリメイクとキッチンマットの取り替えだけ。玄関は割と見た目にも変わったと私は思ったので、「玄関に入って何か気づかなかった?」と聞くと「気づかなかった」と。

見ても何も気づかない…

「タイル掃除したんだよ?」というと、「ホコリがなくなっているのはわかった。でもさ、疲れて帰ってきて、早く〇〇(私)に会いたいな、おなかもすいたな、ベタベタしているのを早く洗いたいなと思ったら、玄関は見ないよね?家事をしてくれることが当たり前だと思っていないし、いつも居心地よくしてくれて感謝しているよ。それを『何か気づかなかった?』って聞かれたら、答えられない自分が悪いみたいじゃん」と言われる始末…

 

私の場合、夫は私の家事労働を「仕事」として捉えてくれているし、その分アイスを買ってきてくれたり、私の望むものをくれたりするので、感謝されていることはわかっています。

 

でも、私がやった「小さな家事の積み重ね」に努力や思いがあることは100%は伝わらないし、「主婦って孤独との戦いなんだね。やらなくても気にならないところを、あえてやるのは報われないなって思うわー」なんて夫に話しました。

すると、夫は(製造業をしています)「俺もおんなじだよ、ちょっとくらい雑でも売る値段は変わらないけど、いかに綺麗にみえるか、使う人に危険がないかを考えて日々働いているんだよ。ようやく俺の気持ちがわかったね」と言われました。

ちょっとムカっ💢💢💢(いや、ちょっとじゃなかった)としたけれど、確かにどんな仕事も報われない孤独との戦いなのかもしれない(実際に看護師をやっていたときにも報われない思いは何度もしたことがあります)、それが一番対価として表れないのが主婦なんだと気づかせてもらいました。

私は、そこそこに働いていたから余計に思うのでしょうが、感謝は「言葉」と「態度」で伝えてほしい!です。

 

最近、家事に関するいろいろな本が出ていますが、ぜひ仕事をして家族を支えていると思っている方に、主婦という労働を知ってほしいな…と思い、投稿します。

私は図々しく感謝を形で求めるので夫に要求しまくりですが、きっとそんなことも言わずに(言えずに)健気に主婦されている方もいるんでしょうね。

世の中の「主婦を含めた仕事」をしている方みんなに…

おつかれさまです😌🏅💓