アラサー看護師”バセドウ病”になる

私は東京近郊に住んでいます。 看護師をしていましたが、バセドウ病発症後に退職しました。 バセドウ病発症後、同じ病気で戦っている方のブログで調べることが多く、 働き盛りで病気になるってどういうこと?私のこの症状ってなに? 結婚早々の病気をどう乗り越える?という私の疑問を、みなさんと 共有できたらな…と思い、ブログに綴ってみます。

夫婦で悩んだこと 

夫は、私の姉に「〇〇(私)のことを考えたら、仕事を辞めさせるってことを考えてほしい。収入が減る分生活の質は下がるけど、良くなるまでの間私の家に住んでもいいから」と言われていました。周りから決断を急かされているけれど、自分たち夫婦のこれからの人生の決断をそう簡単には決められない、その思いが夫は強かったと思います。

 

現実的に考えて、義理の家族と同居するという選択肢は私たち夫婦の中には結婚当初からありませんでした。たとえ一時の我慢だったとしても、同居をすることで夫にも姉にもストレスはかかり、私の家事負担も増え、それが原因で夫が病気にかかったら…、それが原因で私の体調がなかなか戻らなかったら…と考えると、お金の問題だけで決断できていないわけではありませんでした。

 

しかも、1年前に休職するか退職するか決めるときに、夫は「仕事が負担になるなら辞めるという選択肢もある」という考えになっていたので、私が働きたいかどうか、私の現状で働くことを職場が認めているのかどうかということが、夫にとって大きな問題だったのです。

 

私は働きたかった…。仕事を辞めて主婦になることのほうが、負担が多い気がしていました。家に閉じこもっていると、気持ちはどんどん沈んでいき、自分の細かい体調の変化が気になってしまい、余計に落ち込む、という経験をしていたので、仕事に出て少しでも誰かの役に立っていたいという思いが強かったです。そして、自分の今までのキャリアを捨てたくなかった。しかし同時に、子どもがほしいという思いが心の中にずーっとあったので、仕事をしながらの妊娠、出産は現実的でもないことも考えていました。

 

なんとなく、自分の中で「仕事を辞めたほうがいいのかも…」とは気づいていたんだと思います。でも周囲に決断を迫られていることには、すごく戸惑いがありました。私が退職することは夫にもかなり影響があります。あと1歩背中を押してほしくて、夫に判断をゆだねても「それは〇〇(私)が働けるかどうかを上司と決める問題だよね」と私に決定権があることにモヤモヤして、「夫が向き合ってくれない」と思ってしまったのかもしれません。

ただ総合内科の受診で、医師から「あなたの体が限界だと言っている。だからいろいろな不調が続いている。仕事をすることは負担にもなっていると思う。辞めるという選択肢もあるんじゃないかな」と言われたことが、私の背中を押し、「これからの人生がどうなるかわからないけど、とりあえず今は働ける状況じゃないから辞めよう」という気持ちにさせてもらいました。

 

夫との話し合いの結論は、ひとまず仕事は辞めて自分の体調を整えることを最重視するということ、そして具体的にどうやって半分の収入で生活をしていくかを決めていくこととなりました。