アラサー看護師”バセドウ病”になる

私は東京近郊に住んでいます。 看護師をしていましたが、バセドウ病発症後に退職しました。 バセドウ病発症後、同じ病気で戦っている方のブログで調べることが多く、 働き盛りで病気になるってどういうこと?私のこの症状ってなに? 結婚早々の病気をどう乗り越える?という私の疑問を、みなさんと 共有できたらな…と思い、ブログに綴ってみます。

夫とともに次のステップへ・・・ 2020年3月

退職が決定したあと、総合内科の受診となりました。夫も一緒です。

医師からこれまでの経過と、これからの人生において「精神的な負荷が大きく、放っておいたら悪化していく可能性があり、決して奥さんだけで解決できることではなく、ご主人の家族を含めた周囲の理解が必要になる」との話がありました。

 

また、「検査値に異常がなくても症状があるというのは精神的なものである可能性が高いため、精神科の専門医の診断が必要になってくると思います」との話を受け、1度は乗り気になれなかった精神科受診だけれど、その受診が自分の状況を良くするかもしれないと思うようになり、精神科受診へつなげてもらうことになりました。

 

 

そして、3月9日に私は7年弱在籍した職場での勤務を終えました。

各部署に挨拶に行く中で、看護学生時代にお世話になった事務さんも同じ病気で苦しんだことを知りました。その方は12年の闘病だったそうです。「まだ1年半しか経ってないのね。私は長かったけど、これは時間がかかるものだからゆっくり休んでね」と声をかけていただきました。

退職決意から退職までの期間が短く、お世話になったかた全員にお礼は言えなかったのですが、同期や上司、先輩、後輩に挨拶していく中で、たくさんの経験ができたこの職場で働けて良かったと思いました。

看護師はハードな仕事です。肉体的にも体を痛めやすいし、精神的にもかなり参ってしまうことも多いです。自分が看病してきた患者さんが元気になって退院するとき、闘病の末亡くなるとき、それぞれに一喜一憂するのです。私は、それをプライベートにまで持ち帰ってしまっていました。結果として、私は病気になり、精神的にも追い込まれ退職することになりました。でも、自分の心のコントロールができるようになったら、また働きたいと思える「やりがいのある仕事」でもあるのです。そのやりがいを教えてくれたのは、学生時代の恩師をはじめ、たくさんの上司、同僚、医師、そして患者さんです。

「すべてにありがとう」という気持ちで清々しく退職することになりました。

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