バセドウ病以外の病気って? 2019年11月~12月
甲状腺以外の内分泌疾患を疑うための検査は11月中旬にしました。
その検査はコルチゾールを調べる検査で、空腹時の早朝に安静にしたのちに採血することが正しい検査方法です。
しかし、2カ月前にそのことを口頭で言われていたのですっかり忘れて、午前半日働いた後に食事を食べない状態で検査しました。検査の方が安静にして行うことに気づいて、空腹時と安静にするということだけ守って検査をしました。
通常、コルチゾールはストレスがかかると値が高くなります。そのため、朝が一番低くて午後になると上がっていくのが正常です。しかし、定期受診時の結果で私のコルチゾールの値は3.3と基準値(4.5~21.1)よりも下回っていたのです。再検査となり、今度は朝一で検査を行いました。しかし、結果は4.0です。
私の場合、コルチゾールというホルモンを出すためのACTHというホルモンの値も下がっていたので、続発性副腎皮質機能低下症という疾患が疑われました。
その結果を聞いたのは12月です。年末年始を控えていて、さらにはもともと予約枠の少ないMRI検査をしたのちの検査入院が必要であったため、MRIと検査入院は1月でした。ひとまずステロイドを1日1錠飲み、年が明けるのを待ちました。
このとき、私も夫も「もう良い結果を期待するのはやめよう…」と、そんな後ろ向きな気持ちでいました。
副腎皮質機能低下症と診断されると、基本的にはステロイドを一生飲み続けなければいけません。ステロイドを内服すると、ボディイメージが変化したり、免疫力が下がったり、骨がもろくなったりと副作用が多く現れます。
検査結果を聞いたときは12月で、世間ではインフルエンザが流行してきていました。ステロイドを内服しながら、インフルエンザの患者に関わることは高リスクです。医療職は、秋ごろからインフルエンザの予防接種を受けるので、私も復帰後に予防接種を受けていました。しかし、ただでさえ免疫力が下がっている体で、ステロイドまで飲んでいるとさすがに仕事に支障をきたします。
上司の計らいで、感染症(インフルエンザやノロウイルス、結核)の患者の対応はしないようにしてもらい、年末年始の勤務も止めました。