アラサー看護師”バセドウ病”になる

私は東京近郊に住んでいます。 看護師をしていましたが、バセドウ病発症後に退職しました。 バセドウ病発症後、同じ病気で戦っている方のブログで調べることが多く、 働き盛りで病気になるってどういうこと?私のこの症状ってなに? 結婚早々の病気をどう乗り越える?という私の疑問を、みなさんと 共有できたらな…と思い、ブログに綴ってみます。

ついに、バセドウ病発症

昨年の11月、秋の風を感じてバセドウ病発症までの1か月半を思い出し、胸が苦しくなりました。今は、過去のこととして少しだけ受け入れることができてきましたが、ここからすごく重い物語が始まっていきます…

 

 

挙式後から夜もよく眠れない日が続いたり、50mに満たない距離を小走りしただけで息切れが治まらなくなったり、10数段の階段の昇降がつらくなったりと身体に不調がみられるようになりました。10月下旬からは、勤務後に自宅で家事をすることができずに横になって過ごしていることが増えました

また、もともと片頭痛持ちということもあり頭痛で鎮痛薬を内服する回数が増え、追われる夢や誰かが死ぬ夢などの悪夢を見ることが多くなりました。夜勤のときにはだいたい昼頃起床し、食事や仕事の準備をして16時に自宅を出発するのですが、このころには倦怠感で起きられず、ベッドからトイレまでのたった2,3mで立ちくらみを起こしていました。ただ私の場合、仕事自体に支障をきたすことはなかったので、「疲れがたまっているだけ」という認識でした。(もしかしたら、そう思うことで現実逃避していたのかもしれません)

しかし、徐々に症状は悪化していき、夜勤前の立ちくらみでおう吐を繰り返すようになったり、夜勤中にも立ちくらみ、動悸、嘔気が起き、なぜか点滴の針を刺すときに1発で入らなくなりました。患者さんへ渡す書類を書くときも、なぜか手が震えて文字がうまく書けませんでした。激しい胃痛で食事が摂れなくなってきたため、心配した夫の勧めで近医を受診しました。

 

そこの病院は胃腸内科クリニックでした。そのころには安静時にも動悸がするようになっていました。受診の待ち時間が2時間ほどあり、その間座っていたにも関わらず、診察中脈拍は120回/分でした。「胃痛は胃腸炎によるものだと思うけど、脈拍が早いのは年齢的にも甲状腺の病気の可能性もあるので、血液検査をしましょう」と言われ、検査した結果、

甲状腺ホルモンを表すFT-3が23.81(基準値2.3~4)FT-4が5.67(基準値0.9~1.7)と上昇し、甲状腺ホルモンを出すように指令するTSHというホルモンが0.009(基準値0.5~5)と低下し、

典型的な甲状腺機能亢進症であることが判明しました。職場の上司へすぐに報告し、自身の勤める病院で再検査をし、バセドウ病と確定しました。

 

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甲状腺エコーの結果

そのときの私の主な症状は、激しい動機、立ちくらみ、不眠、倦怠感、手指の震えでした。同日より、仕事は休職することとなり、薬物療法による治療が開始しました。私の場合、プロパジール3錠/日、ヨウ化カリウム1錠/日の甲状腺治療薬とともに動悸を抑える働きのあるインデラル6錠/日の内服をしていました。